漢方相談

漢方いちまる薬局は、漢方専門薬局として2000年4月に開業しました。鍼灸院を併設していますので、漢方薬の他、はり・灸・刺絡治療等も行います。個々の患者さんの好みや体質、症状にあわせて使い分けをしています。

初診の方は、まず来店いただいて漢方相談を行います。具合の悪いところや体調などを問診し、顔色や舌の状態、歩き方、姿勢などを観察したり(望診)、脈を診たり(脉診)、おなかを診たり(腹診)するなど、古典に基づいた診断方法を採用しています。

その上で漢方薬がよいか、鍼灸がよいか、両方を併用した方がよいかといった今後の方針を決定します。
したがって、初回は、約1時間半ほどかかります。
 

 

「煎じ薬」にこだわります

漢方いちまる薬局では、「煎じ薬」を主に使用しています。
漢方薬の品質や使用量など、一般にどこも同じであると思われがちですが、当薬局の漢方薬は、他とは断然違います。
患者さんの症状に応じ、古典に基づいた東洋医学的診断方法に基づいて処方します。

「煎じ薬」にこだわる理由は、生薬の品質が確認できること、個人の体質に合わせて生薬を加減できることです。これらはエキス剤では不可能なのです。

生薬(しょうやく:漢方薬の原料)は原産地により、品質や価格が大きく異なります。常に特級品を吟味し、最良の材料を使うようにつとめています。
患者さんの体質に応じて、文献に基づくきめ細やかな調合と共に、生薬の持つ薬能を、最大限に引き出す調剤を行っています。 

以上の理由から、基本的に「煎じ薬」を調合しています。しかしながら、患者さんの仕事の都合など、個々の事情により煎じ薬が使えない場合も多々ありますので、エキス剤(顆粒状)や散剤、丸剤、錠剤なども処方します。お気軽にご相談ください。

「煎じ薬」の場合は、煎じる手間をかけず、持ち運びに便利なように漢方薬煎じ機を使って真空パックにすることも出来ます。

漢方薬・鍼灸の効き目は、普段の生活によって好くも悪くもなり ます。個々のライフスタイルに合わせて、食事療法や生活習慣などの指導もしています。
 

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